「やられましたね。

 約束です。何か言う事を聞きましょう」



そうだった、そんな約束だった。

私達が望むこと…

二人を見れば、二人共が分かっていると頷いてくれた。



「仲間を一人、くれませんか?」

「…良いでしょう」

「ほんと!?良かった!

 じゃあ、キジのチュマ…」
「私ですね?」



はっ!?
違う違う違う!!

これ以上個性の強いメンバーは手におえないって!

求めてるのは常識人!



「フォード、待って!

 私実は今、キジのヒューマンを探してて…」

「ああ、そうなんですか」

「だからごめんなさい…チュマ」

「ではちょうど良いではないですか」



え、何が?

その質問には答えず、髪だと思っていた派手な髪飾りをフォードが外すと…

襟足の長い緑色の髪の毛が現れた。