「俺はアイツだけは、ぜーーーったい反対!」
これが犬猿の仲というやつなのか。
噂は本当だったんだな。
「何がそんなに嫌なのよ」
「俺とアイツは同じ日に鍛練所へ通いだしたんだ。
だからアイツの姑息さはよく知ってる!」
何があったか知らないけど、カイリが誤解されやすそうなヒューマンだと言うのは理解している。
私も最初は嫌な奴だと思ったし。
でもカイリを知れば、それは勘違いなんだと言うのも分かったから。
「そんな姑息な事しそうには見えないけどなぁ」
「モモセはアイツの本当のとこ知らねーから、そんな事が言えるんだよ」
「そこまで言うからには、それほどの事があったんでしょうね」
そう軽く睨めば、エンジュが首を素早く縦に動かした。
「鍛練所ってさ、最終試験に受かる事でこの町を出る資格がもらえるんだよ。
逆に言えば、通わなきゃ個人的に旅にもいけない」
「へえ」
「だから中には鬼退治目的じゃなく受けるヒューマンもいるんだけど…
まぁ皆、だいたい半年間くらい通って資格を取るんだ」
これが犬猿の仲というやつなのか。
噂は本当だったんだな。
「何がそんなに嫌なのよ」
「俺とアイツは同じ日に鍛練所へ通いだしたんだ。
だからアイツの姑息さはよく知ってる!」
何があったか知らないけど、カイリが誤解されやすそうなヒューマンだと言うのは理解している。
私も最初は嫌な奴だと思ったし。
でもカイリを知れば、それは勘違いなんだと言うのも分かったから。
「そんな姑息な事しそうには見えないけどなぁ」
「モモセはアイツの本当のとこ知らねーから、そんな事が言えるんだよ」
「そこまで言うからには、それほどの事があったんでしょうね」
そう軽く睨めば、エンジュが首を素早く縦に動かした。
「鍛練所ってさ、最終試験に受かる事でこの町を出る資格がもらえるんだよ。
逆に言えば、通わなきゃ個人的に旅にもいけない」
「へえ」
「だから中には鬼退治目的じゃなく受けるヒューマンもいるんだけど…
まぁ皆、だいたい半年間くらい通って資格を取るんだ」