女性たちは驚いた顔であたしを見て、河田さんはふんっと鼻で笑う。
そして柏木さんは、
「南條!」
あたしを静止させるために呼ぶ。
だけど、そんなの構っていられない。
柏木さん、自分だけを犠牲にしちゃいけない。
少しでも柏木さんの気持ちを楽にさせるために、あたしだって道連れにして。
だってあたし……
嬉しかったんだよ。
柏木さんの彼女はあたしだって宣言してくれて。
「あたし、美少女ゲームとかもしてるんです!
ネットも徘徊してるし!
携帯小説も書いてます!
かなり上位のオタクですよ?
知られて嬉しい!
キターーーーって感じです!!」
「南條!?」
「だけど、なんでオタクがダメなんですか?
オタクのどこがダメなんですか?
そんなこと言われると、すごく悲しいです」



