「あたし……まだ、柏木さんの彼女でいて、いいですか?」 あたしの言葉に、 「もももももちろんです!」 飛び上がりそうな勢いで言う柏木さん。 すごく嬉しくて、愛しくて。 胸がぎゅうぎゅうされて止まらないよ。 「俺はもう、みみみ澪ちゃんを悲しませたくないです」 その言葉は嘘ではないと思った。 そして、あたしの心の氷をすーっと溶かした。 やっぱり、柏木さんじゃなきゃ駄目だ。 ヤキモチ妬いて、悲しんで、そしてすごくすごく幸せだと思ったりして。 あたしはこんなに柏木さんに惚れている。