こんな悶々とするあたしの耳に聞こえた、死刑宣告の声。 「柏木君。 今日の夜、もし暇なら飲みにいかない? 親睦も兼ねて」 なんだよそれ、わざとらしい。 「……そうだな。行くか」 柏木さんの返事に、深く落胆した。 やっぱりもう、おしまいだ。