あたしは、すやすやと眠り続ける柏木さんにくっついて寝た。
その体温を感じるだけで自然とにやけてきて。
そのまま、離れたくないと柏木さんに手を回して眠りについたんだ。
そして翌朝……ーーーー
「わぁぁぁぁぁ!!」
柏木さんの大声で目が覚める。
あまりの大声で、あたしも勢いよく起きていた。
あたしの隣には、真っ赤になった柏木さん。
バスローブがはだけて、その胸板と黒いボクサーパンツが丸見えだ。
思わず赤くなるあたし。
そんなあたしに、柏木さんはあたふたしながら聞く。
すごい勢いで。
「ななな何があったんですか?
俺、変なことしてないですか?
お身体大丈夫ですか?
気分悪くないですか?
もしかして俺、魔法使い卒業ですか?」



