ごつごつした男らしい身体に、ボディーソープの香り。 そして、その体温に包まれて、身体の奥底が疼く。 あたしがおかしくなりそう。 「か……柏木さん、だめです」 苦し紛れに言う。 だけど、スイッチの入ってしまった柏木さんは、 「駄目じゃねぇよ」 強い。 あたしを抱きしめたまま、耳元で囁く。 「やべぇんだよ、俺だって」 「え?」 「これ以上、俺を我慢させる気か?」 「えぇ!?」