そして、いつものように遊びに行くと言って出て行った裕斗。
私は止める事はしなかった。
好きな事をさせてあげたかったから。
でも、それがいけなかった。
裕斗が出て行ってしばらくすると、電話が鳴った。
「野倉さんのお宅ですかっ?裕斗君が…」
私は急いで病院に向かった。
''裕斗君が発作で倒れてっ''
看護師さんの声には焦りが感じられて、もうやばい状況なんだって思った。
そして、病院に着いた時にはもう、裕斗は冷たかった。
「裕斗っ…目を、開けてっ……」
ピクリとも動かない裕斗に、現実を突き付けられる。
周りも気にしていられないほど泣いていた。


