それからの俺は、何もする気がおきなくて、部屋に篭っていた。
ご飯も食べずに。
だからどんどん体は弱っていった。
このまま死んで裕斗の所に行けるならって思った。
でもそんな時、蓮華が家にやって来た。
蓮華とは小学校が一緒で、会った頃から仲が良かった。
そんな蓮華は、もうその頃から紅蓮にいてケンカとかもしてて強かった。
だから、鍵かけてるドアも蹴破って入って来た。
弱りきった俺を見て驚きもせずに、
「紅蓮に来い」
って、歩くのもままならない俺をおぶって紅蓮の倉庫に連れて行った。
先代も良い人で何から何まで世話をしてくれた。
連れて行かれた時は意味が分からなくて。
でも今では蓮華には感謝してる。
蓮華なりの優しさだったんだと思う。
いつか言ってくれた事がある。
「あのままあの家にいたら、いつまでも引きずると思ったから」
って。
まぁ、今でも引きずってるけど、みんなと一緒にいると気が楽なんだ。
ー颯斗side endー


