「仲良いんだね、姉弟」
今まで黙ってみていた颯斗が、微笑みながらそう言った。
「小さい頃から何をするにも一緒だったからね」
何をするにも…ね。
「そうなんだ…」
颯斗?
今、颯斗の瞳の奥に闇が見えた気がした。
でもそれは一瞬で、すぐいつもの颯斗に戻った。
「ん?」
「え、ううん、何でもないよ」
どうしたんだろ…
''きょうだい''その言葉に反応してるみたいだった。
颯斗にきょうだいがいるって聞いたことがない。
あたしが知らないだけかもしれない。
颯斗には申し訳ないけど、調べさせてもらうね。
絶対、救ってみせるから。


