あたしは観念して拳を引っ込めて、そのままフードとウィッグを外す。 すると現れる長い金色の髪。 「みんな久しぶり!」 みんな目をパチクリしてる。 ドッキリ作戦大成功だね! いやぁ、満足満足♪ 「まじで心臓止まるかと思いました」 空雅が困ったように笑っていた。 「だって、普通に登場しても面白くないでしょ」 「いや、面白さを求めないで下さいよ」 ツッコまれてしまった。 それもなかなかの速さで。