「希、お前もだぞ?危ないのは」
真剣な目をした父さん。
心配してくれてるのがすごい分かる。
分かるけど…
「分かってる」
でも、あたしが行かなきゃ…
ごめん、父さん…
「清羅、悠司、希の事は頼んだぞ」
「あぁ」 「はい」
その日から、紅蓮のメンバー1人1人には沢神組の奴らが数人ずつ護衛についた。
おかげで今のところ、次の被害は出ていない。
とりあえず良かった…
だからといって、護衛を止めるわけにはいかない。
いつ、どこで狙ってくるか分からないんだから…
あたしには、常に清羅か悠司が傍にいる。
月影のみんなはほとんど退院して、洋介はまだ入院中だけど容態は良くなってきている。
そしてあたしは今、本家の自分の部屋でゴロゴロしていた。
ゴロゴロしてる暇なんてない。
でも、色々調べたりするのも、誰かに監視されながらの生活がちょっと疲れちゃって。
たまには息抜きも必要。
って事で、ベッドの上でゴロゴロしながらTVを見てる。
清羅も悠司も本家のどこかにはいるはず。
2人はずっと動いてくれてる。
本当に申し訳ないと思ってる。
あたしの問題なのに…
あたしも手伝うって言っても、ダメだの一点張り。
それがあたしのためだって事は分かってる。
でも、何もしないなんて…
その時だった。


