家に帰って来たあたし達は、父さんの部屋に居た。
「なるほど、あいつが戻ってきたのか」
父さんと翠さんに、さっきの事を報告していた。
「恐らく、頭になって組を動かせるようになった光輝は、その力を使って希を探し出したんだ」
そういう事か…
トップシークレットのはずの金龍の情報を掴んでるなんておかしいと思ったんだ…
倉庫まで来てたし、何もかもバレてる可能性が高いな…
ちなみに言うと、光輝が倉庫に来た事は清羅達には言ってない。
空雅達にも言うなって口止めしてる。
倉庫の扉はふざけて遊んでたら壊れたという事にしてある。
言ったらまた、迷惑や心配をかけてしまうから…
光輝の目的はあたしなんだ。
だったらあたしが…………っ!?
もしかして…
''嫌でも希から関わりに来るさ''
''絶対、希は俺の所に戻ってくる''
この言葉の意味がやっと今分かった。
あたしが光輝の所に行かないと、大切な人達が傷つく…
卑怯だよ…
あたしに選択肢はないって事。
「もう、誰にも傷ついて欲しくない…」
あたしが光輝の元へ行けば、誰も傷つかなくて済む。
「しばらくは、紅蓮に護衛としてうちの奴らを見張りに付けよう。今一番危ないのはあいつらだ」
「はい」
父さんがそう言うと翠さんは一言返事をして部屋を出て行った。


