龍神×紅蓮



洋介の病室は個室のようで、1つのベッドの周りに蓮華達と清羅がいた。


「希ちゃん…」


「みんな、久しぶりだね」


あたしの作り笑顔は嘘臭かったかもしれない。


「そうだね」


颯斗は笑い返してくれて、平次も微笑んでくれた。


桐と椿は少し複雑そうな顔をしてる。


蓮華は気まづそうな感じ。


ベッドで寝ている洋介の顔は腫れ上がっていて、所々切り傷も見える。


「洋介は、大丈夫なの?」


ベッドの脇まで行き、軽く洋介の頭を撫でる。


「あばらを何本かやられてるから、しばらくは安静だけど大丈夫だよ」


よかった…


とりあえずは、ね…


「で、清羅、何か話があるんじゃないの?」


窓際にもたれかかってる清羅に視線を移した。


なのに清羅は、


「別に、何も話す事なんかねぇよ」


そう言って、病室を出て行った。


はぁ?意味分かんない!


…って普通は思う。


でも、病室を出る時の清羅の合図を見逃さなかった。


それはあたしだけじゃない、悠司も気付いてる。


だからあたし達は、


「ごめんね、清羅帰ったし、あたし達も帰るね。みんな気をつけてね」


「また、何があったら連絡下さい」


一方的にそう言って病室を後にした。