「でも、どうして希ちゃんがそんな事聞くの?あと、その人達は?」
あ、そういえば…
月影には正体明かしてなかったっけ…
あたしは、変装を解いた。
それに続いて清羅と悠司も。
「隠しててごめんね、あたし金龍なんだ。そして、銀龍と黒龍」
紹介するけど、みんな口を開けて固まっちゃって。
でもあたしは、構わず続ける。
「それと、現沢神組組長の娘でもあるんだ。だから、組の一員として鬼塚組を止めないといけない」
「だから、どんな小さい事でも良いから教えて欲しいんです」
清羅はまだ不機嫌で何も話さない。
「希ちゃんが…金龍だったんだ」
「それに、あの全国No.1の組の娘だったなんて…」
「驚く事多すぎて頭が追いつかねぇよ」
あたしは近くに置いてあったパイプ椅子に腰掛けた。
「で、鬼塚組について教えてくれる?」
いい加減、質問に答えろよ。
「あ、あぁ、ごめん。でも、俺達にも分からないんだ」
大和の言葉に、あたし達は眉根を寄せた。
「分からない?」
「うん。俺達最近ケンカしてないし、鬼塚組の奴らになんか手出してないし」
どういう事なの?
何の目的もなく月影をやったって事?


