という事で、月影の状況確認のためと、なぜ鬼塚組に襲われたのか、心当たりがあるか聞きに来た。
運良く、月影が運ばれた病院は輝さんの居る病院だったから、面倒臭い事はしなくてすむ。
「希」
院内を歩いていると、前から輝さんが歩いて来た。
「春日さん、月影の容態は?」
「総長の長峰はかなりひどくてまだ意識は戻ってない、他の幹部達はそこそこひどいが意識も戻ってるし話も出来る」
そっか…
哲だけ危ない状況なのか…
とりあえず、幹部達に話を聞きに行くか。
「輝さん、幹部達の部屋は…」
「こっちだよ」
あたし達3人は輝さんに続いていく。
歩いてる間、すれ違う看護師や医師の人達がみんな輝さんに頭を下げてるところを見ると、位の高い人なんだって分かる。
偉い人だって事は知ってるけど、詳しい事は何も知らない。
「3人共、ここに居るよ。じゃあ、俺は仕事があるから」
病室に案内してくれた輝さんはそう言うと、軽く手を振って歩いて行ってしまった。
やっぱり忙しそうだな、輝さん…
「入るぞ」
ちょっと不機嫌な清羅。
仲直りしたとはいえ、あたしの事を裏切った奴らに会うのが嫌なんだって悠司がさっき言ってた。
「はいはい」


