佐賀組との戦いから1週間程過ぎ、9月に突入した。
学校も2学期が今日から始まる。
あたしは、清羅と悠司と3人で歩いて登校中。
あの日以来、あたしは紅蓮のメンバーとは誰とも会ってない。
当然だ。
あんなひどい事を言ったんだ、会いたくないって思わない奴なんかいない。
でも、これでいいのかもしれない。
この学校には任務で来ただけだし。
任務なんてとっくに終わってる。
去る良いタイミングなのかもしれない。
それに、あたしと紅蓮が関わっていると知ってる"あいつ"が紅蓮に手を出す可能性が高い。
だから、まだ被害が出ていない間に…
「希、泣きそうな顔してる」
遅れて歩いていたあたしを、前から心配そうに見ている2人。
「どうせ、紅蓮の事だろ」
「大丈夫だよ、希は事実を言っただけ。それと、紅蓮を守るために言っただけなんだから」
やっぱり2人にはあたしの考えはお見通しだ…
「紅蓮とはここで終わりにして、向こうに帰ろうと思ってる」
離れたくない…
そんな事言えないよ。
自分から離すような事言ったんだから…
「希がそれでいいなら僕らは何も言わず着いていくよ」
「あぁ、俺らは何があっても希の見方だから」
2人の優しさに思わず涙が出そうになる。
「ありがと」


