「蓮次!?何でお前っ生きて!」
今までの余裕そうな佐賀から一変、本気で驚いてる。
驚いてるのは蓮華も同じで、目を見開いて固まっている。
「俺は梶田翠です。黒戸蓮次という人間はもうこの世にはいません」
この場にいる奴らのほとんどが、意味が分からないといった表情でやり取りを見ている。
「どういう事だ!お前は確かに沢神組の奴らに殺されたと!」
「分からなくてもいいですよ、あなたと会うのは今日で最後ですから。…やれ」
翠さんの「やれ」その一言で黙って見ていた沢神組の奴らが佐賀組の奴らに飛びかかっていく。
一気に現場が戦場と化す。
「お前らも行け」
「「「はい」」」
龍神の奴ら黒の指示で戦いに参加する。
「よし!俺らも!」
「ダメだ」
今にも飛び出していきそうな桐をあたしは引き止める。
「どうして!」
無数の銃弾が飛び交うこの戦場に、応用の避け方しか知らない紅蓮達を飛び込ませるなんて出来ない。
死にに行くようなもんだ。
そう思ってるのはあたしだけではない。
銀、黒、翠さん、桐以外の紅蓮のメンバーだって分かってる。
やっぱり桐は馬鹿だ。
「はぁ…」
「え?何でそこでため息!?」
思わず出てしまったため息。
もう、桐うるさい。
……しょうがない。


