「もう終わりかよ」
あっという間に終わってしまい、立ってるのはあたし達だけ。
紅蓮も多少息遣いが乱れてる気がするけど、誰も怪我はしてなさそう。
ま、あたしが仕込んだんだからこれくらいで怪我されてちゃ困る。
「さ、中入るよ」
バァンッ
思いっきり蹴破った扉の向こうには、ナイフを片手に戦闘態勢の組員達。
少し驚いた表情。
何その顔…
あの大人数をこれだけで短い時間でやったから?
それとも、金龍は病院送りにされたはず、だから?
どっちでもいいけど、あたしを…いや、あたしらを舐めるんじゃないよ。
そこら辺に倒れてる奴らと一緒にしないでほしい。
「か、かかれ!」
一瞬怯んでいた奴が慌てて指示を出すと、周りの奴らはハッと我に帰って仕掛けてくる。
遅い…
バコッ ドガッ
こいつらも外にいた奴らも遅すぎ。
話にならん。


