「どうした?もう行くのか?」
あたしに気づいた蓮華は顔を上げてあたしを見上げた。
「ううん、まだ。蓮華は考え事?」
蓮華の隣に腰を下ろして聞いた。
「まぁな。なぁ希、佐賀組との戦いが終わったら、俺の話を聞いてくれ」
ん?話…?
何だろう…
「分かった。でもかすり傷1つでもしたら話聞かないからね」
冗談混じりに言ったつもりなのに、
「あぁ、傷なんて作らねぇから、絶対な」
いつにもまして真剣な蓮華。
そんなに大事な話なんだろうか…
だったら今話せばいいのに…
その時だった。
~♪~♪~♪~
あたしの携帯が鳴った。
賑やかにしてたみんなの元にも音が聞こえたようで一気に静かになった。
相手はもちろん黒。
「もしもし」
『外は全て片付いた、後は中だけだ』
戦闘モードの黒の口調。
「了解、すぐ行く」
わずか数秒の会話。
あたしは立ち上がり、フードを深く被った。
隣の蓮華も立ち上がり、離れた所にいたみんなも集まっていた。
「突撃だ」


