何で笑顔なの…
今から訓練だよ?
「久しぶりに希さんに指導してもらって嬉しんですよ、みんな」
空雅はそう言ってにこっと笑うと、みんなの後に続いて部屋に入っていった。
はぁ?
もう、みんな馬鹿なんじゃないの?
思わず笑みが浮かぶ。
そして、重りを付けた龍神のみんなは部屋から出てくると1列に並ぶ。
「紅蓮も1列に並んでくれる?」
慣れない重りのせいで少しゆっくりなペースだが、きれいに1列に並ぶ。
よし。
「向かい合った人同士ペアになって、拳が避けれるようになるまで特訓して」
紅蓮の訓練が始まった。
倉庫中に広がって、思い思いに訓練を始める。
あたしと悠司は、倉庫全体を見渡せるように脚立をそれぞれ持って来てその上に座る。
真ん中の方で空雅と蓮華がやってる。
さすが蓮華だ。
30kg付いてても普通に動けてる。
でも、スピードが追いついてない。
まぁ、相手が空雅だからな。
他の幹部達もそこそこ動けてるけど、まだまだ。
元々紅蓮達は力があるから少し訓練すればもっと強くなれる。
きっとこの訓練が終わる頃には、今より確実に強くなる。
とはいえ、龍神にはまだまだ及ばないけどね。


