深夜1時。


あたしは、学校で使ってるウィッグを被り、黒いパーカーに黒いスキニーの格好でフードを深く被って裏路地を歩いていた。


いや、後をつけてるって言った方がいいかな。


前を歩くそいつは、後ろにいるあたしには全く気付いていなくて。


さすがあたし、気配消すの上手いわ。


って思ってるうちに、目的地に着いたみたいでそいつは誰かを待っている。


あたしは見つからないように、ビデオを回していた。


証拠獲得。


これでお前らは終わりだよ…クスッ


あたしは証拠を撮り終わった後、電話をかけた。


『もしもし』


「もしもし、あたしだけど。今回の黒幕は___」


はぁ…


これでようやくあたしの任務が終わる。


最後の一仕事。


やりますか。