「退院おめでと、希」
「ありがと、じゃあ行こっか」
「あぁ」
退院したばかりのあたしだが、今から清羅と悠司の3人で紅蓮の倉庫に向かう。
龍神の事、金龍の事、それから菊の事を伝えに行く。
今日は悠司の運転で、車で向かう。
バイクの方が風切って好きなんだけど、傷に響くからって2人がうるさいから。
怪我人は大人しくしときます…
ガラガラッ
紅蓮の倉庫に着いたあたし達は扉を開ける。
「希さん!?」
中に居た下っ端達の視線が一気にあたし達に集まる。
「久しぶり、みんな」
すると、上の階で勢いよくドアが開き、蓮華達が急いで出て来た。
その中にはちゃんと桐と椿も居る。
でも、みんな少しやつれた気がする。
ちゃんとご飯食べてたのかな?
「希、どうして…」
「心配かけてごめんね、今日ちょっと話があって来たんだ」
あたしは1度振り返って、後ろに居る清羅と悠司を見た。
2人は何も言わず、静かに頷いた。


