そして、
「そこまでだ、遠藤」
扉の所に清羅と悠司、いや、銀と黒、そして空雅を含む龍神の下っ端達。
「龍神!?どうして!」
遠藤も驚きを隠せていない。
「お前らの計画は全て分かっている。俺達はお前らを潰しに来た」
清羅がそう言うと、笑い出す。
「その人数でか?笑わせるな、ここにいるのが全部だと思うなよ?」
こいつ、頭狂ってるだけじゃなく、馬鹿なのか?
「馬鹿かお前は」
気付けばそう口にしていた。
「あぁ?」
怒りがこもった視線があたしに向く。
「じゃあ聞くが、敵である銀達をすんなり通したと思うのか?」
そう言いながらあたしは紅蓮達の先頭に立つ。
遠藤のさっきまでの余裕な顔は一気に消え、驚愕へと変わった。
「まさか!?あの数をたったそれだけで!?」
やっぱり馬鹿だ。
「俺らを誰だと思ってんだ、分かったら大人しく武器を捨てろ」
遠藤は素直に、持っていたナイフを捨てた。
周りの組員達も大人しくナイフを捨てる。
でも安心は出来ない。
遠藤組は銃も使う。
どうせ、懐にでも隠してるんだろう。
それを分かってるあたし達、龍神は動かない。
紅蓮は、少し安心したように見える。


