玩具… その言葉に反応してしまう。 「その後こっちの中学に引っ越してきて、蓮華達とつるむようになったんだ」 それからは女と遊ぶ頻度は減ったよ。 そう言ってあたしを開放した。 あたしは、ゆっくりと平次に向き直ると、平次はいつものように笑っていた。 「希ちゃんが相手してくれるなら女遊び止める」 「嫌よ、早く飲み物買ってみんなの所戻るよ」 「本気なのに…」 平次はただ寂しかっただけなんだ… その寂しさを紛らわすための女遊び。 ただそれだけのこと。