放課後会議室に行くとすでにほとんどのクラスが来ていた。

少し遅れてきてしまったことに申し訳なく思う・・・

「それでは、ーーーで、ーーー」

生徒会の人が文化祭の説明をする。
優雨くんはと言うと、

・・・スースー。

寝てる。にしても、綺麗な寝顔だなぁ。
あ、まつ毛長ーい。
じっと見ていると突然優雨くんがパチリと目を覚ました。

慌てて目を逸らす。
恥ずかしい〜ガン見しちゃったよぉ〜

1時間位で会議は終了した。
時刻は6時半。もう暗いな。早く帰らなきゃ。
帰ろうと、教室を出ようとすると、
ガシッ

誰かに腕を掴まれた。

「夕桜、帰るの?一緒に帰ろう♪」

「うん。」
特に断る理由も無いので一緒に帰る事にした。

でも、よくよく考えてみると、私、優雨くんのこと避けてたんだ。