+ 「まず、拠点はどこにするんだ?」 俊哉が炭酸飲料を飲みながら尋ねる。 あれから二週間くらいたった。 クラスにも馴染んで友達もできた。 紀乃やほかの友達とも遊びに行ったし、結構充実した生活を送っていた。 だけど、私たちが集まるのはあの日から今日が初めて。 なかなか予定が合わなかったのだ。 そして今、こうして輝の家で様々なことを決めている。 「どこって、ここでよくね?」 私も竜の意見に賛成だ。