真っ赤に燃えてる夕日 それを見つめてると何だか虚しくなった。 「朱鳥?」 後ろから愛しい人の声 振り向けば「ここにいたんだ」と言って隣に腰をおろす。 「どうして分かったの?」 「分かるよ。朱鳥がどこにいるくらい。」 サラッという賢の言葉にまた頬が赤くなりそうになる。 「ねぇ、賢」 「ん?」 「どうして日本一目指そうとしたの?」 これは私がずっと聞きたかったこと。 なぜそこまで執着するのかが分からない。