「加島、こんな所でどうしたん」
門の前で立ち尽くすあたしを変に思ったのか、勝俣君は首を傾げた。
「うん、友達を見送ってて……」
勝俣君、どうしてここに?
あぁ、でも……勝俣君はよく、あたしが学校を休んだ日にプリントを届けてくれた。
それも、授業内容まで綺麗にまとめてくれるという得点つきで。
「勝俣君…家、この近くなの?」
「あぁ、この家の2軒先」
知らなかったな……。
今まで、学校の人に、ううん。
自分とノラ以外の誰かに、興味を持たなかったから。
「俺も知らんかった」
「え……?」
勝俣君は、少し驚いたようにあたしを見つめる。
「加島にも、友達いたんだな」
「あぁ……うん」
あたしの友達…と言ってもいいのかな?
嵐君がいたから、出来た友達だ。
「あ……この言い方は、勘違いしないでくれ。加島は、いつも1人でいたから」
「うん、大丈夫」
勝俣君、以外と口下手なんだ。
なんというか、自分に似てて、あんまり会話も弾んでいるわけじゃないのに、居やすい。


