「で、俺が小学6年時だな。雅子ばあちゃんは、約束通り写真を持ってきて、俺に見せた。そんで…笑顔の向日葵の写真見た瞬間だな、俺は……向日葵に、一目惚れした」
「!!」
嘘じゃなかったんだ……。
そんなわけないって思ってたのに…。
「そん時から決めたんだ。俺が、向日葵を守るって」
『俺が、向日葵ちゃん守る言うてはりきってたよ。今度、遊びに来るよう、手紙でも出しとくかねぇ』
嵐君の言葉と、おばあちゃん言葉が重なった。
そうか、あれは嵐君の事だったんだ…。
この出会いは、おばあちゃんが引き寄せてくれた。
「でも、俺…高3まで向日葵に、すぐに会いに行かなかったのをすげぇ、後悔したんだ」
そういえば、手紙をもらったのは中3だって言ってた。
どうして、今だったんだろう。
「一目惚れの女の子に会いに行く前に、一人前の男になりたかったんだよ」
「え……?」
「バイトして、学校で女の子にモテるくらい良い男になってから、向日葵に会いたかった」
昨日、嵐君が言ってた。
『なんでそんなに一人前の男になりたかったの?』ってあたしが聞いたときに。
『ある女の子の為だ』
『その子の為……つうか、その子に、俺を好きになってほしかったからだな』って。


