こんなことなら、部屋で大人しくしてるんだった






手を繋いでいたわけでもない、キスしてたわけでもない






なのにこんなにも胸が痛い






“寂しい”

そんな思いはもう二度としたくなかった私の心の色は






モヤがかかった灰色でもなければ






醜い感情で支配された黒でもなく






深い深い悲しみを表した藍色だった───・・・