「ありがとう。

ご飯美味しいよ。」

「良かったです。」

「紫乃は食べた?」

「はい。」

「噓じゃない?」

「勿論です。」

「違ったらおれの言うこと一つ叶えて貰うから」

「紫乃、噓つくな。食べてないだろ。」

「そんなことありません」

「じゃあ食べてみろ」

パク

「食べましたよ」

「絶対いいって言うまで席立つな」

「あっそれは、」

「何だ?」

「ッムリ」

ダダダダかちゃっ

うぇっ おえっ ううっ

「大丈夫か?」

そっとトイレで吐く私の背中をさすり

抱き締めてくれる。

「何があったのか話してくれないか」

「ッ・・・うん」