紫乃「上書きしてほしい。

過去から救ってほしい。

理久さん、私を抱いてください。」

理久「ホントに良いのか?」

紫乃「助けて」

「んっあっああんっはんっんっ」

唇での優しい柔らかいキス

荒々しいキス

深いキス

次第に体も熱くなって

気付けば服も脱がされていた。

こんなに感じたのも

気分を満たされたのも初めて

「はぁ、もっと良いか?」

「勿論です。もっと下さい」

「俺の愛も心も」


自分の身に降りかかる液は

汚くなんか無い

幸せがにじみ出るように

深く優しくしっかりと私を包んでくれる

現実にはあり得ないけど

初めて知った本当の愛情だった。


                                         end