午後6時、またきみに会いたくなる。

近所に住む6つ上のきょーくん。
両親同士が仲が良く、幼い頃はよく一緒に遊んでもらっていた。

両親が共働きのため、小学生のころは学校からそのままきょーくんの家でお世話になってたこともよくあった。

高学年にもなると部活もあり、そういうことはなくなって、きょーくんも大学受験を控える身で会うことは少なくなった。

小学校を卒業した日、きょーくんが久しぶりにうちに来て、おめでとうと言ってくれた。
でも、うちに来た理由はもう1つあったのだ。

東京の国公立の大学に受かったから、家を出て東京で暮らす―。

きょーくんはそう話した。
そこからは覚えてないけど、私はその日ひっそりと泣いたんだっけ。

あれから5年、1度もきょーくんとは会ってない。

だけど、今目の前にきょーくんがいる。
スーツを着たきょーくんは、記憶の中のきょーくんよりも大分大人びたように見える。

きょーくん、
せんせい、になったんだ―。