「………っしょっと。ふぅ…疲れた。これで終わりかな?」 見回すと、部屋にはたくさん積まれた段ボール。 まだまだやる事はたくさんあるけど、とりあえず今日は荷物を全部運び込めたし、これでいいだろう。 でも……… 「……なんでこんな事になってるんだっけ?」 引っ越しの作業をしていた少女は、手を止めて、少し前の事を思い出していた。