透明なプラスチックの窓に手を触れると、眼下にキラキラ輝く街の明かりが見える。
こんな綺麗な夜景を見たのは久しぶりで、ほうと小さくため息がもれた。
……なんで、こんなことになっているんだろう。
数時間前、久我さんと待ち合わせていたときと似たようなことを考えながら、私は向かいのシートに座る彼に目を向けた。
「……意外です。久我さんが、観覧車に乗りたがるなんて」
「そう?」
私の言葉に微笑む彼も、同じように窓の外の景色を眺めている。
決して狭くはないゴンドラ内だけど、体格のいい久我さんが長い足を組んで座っているとなんとなく窮屈そうだ。
けれどそんなことは一切顔に出さず、むしろ楽しげな様子で、彼はこの空間を満喫しているようだった。
今私と久我さんが乗っているこれは、東都ドーム近くの遊園地、『ウィングスタウン』のシンボルとなっている巨大観覧車だ。
平日の営業は22時までらしいけど、週末になるとナイター営業で23時まで乗れるんだって。
ていうか、ほんと……なぜ私が、久我さんと観覧車に。
「俺、ウィングスでプレーしてるくせに『ウィングスタウン』って初めて来た。観覧車も、乗るの初めてだし」
笑い混じりのつぶやきに、私は思わず顔を向ける。
「え、今まで観覧車乗ったことなかったんですか? 遊園地の定番なのに」
「ないな。つーか逆に、そんな乗ろうと思うか? 観覧車って」
いや、うーん。私も乗るのは久々ですけど。
でも、ほら。
こんな綺麗な夜景を見たのは久しぶりで、ほうと小さくため息がもれた。
……なんで、こんなことになっているんだろう。
数時間前、久我さんと待ち合わせていたときと似たようなことを考えながら、私は向かいのシートに座る彼に目を向けた。
「……意外です。久我さんが、観覧車に乗りたがるなんて」
「そう?」
私の言葉に微笑む彼も、同じように窓の外の景色を眺めている。
決して狭くはないゴンドラ内だけど、体格のいい久我さんが長い足を組んで座っているとなんとなく窮屈そうだ。
けれどそんなことは一切顔に出さず、むしろ楽しげな様子で、彼はこの空間を満喫しているようだった。
今私と久我さんが乗っているこれは、東都ドーム近くの遊園地、『ウィングスタウン』のシンボルとなっている巨大観覧車だ。
平日の営業は22時までらしいけど、週末になるとナイター営業で23時まで乗れるんだって。
ていうか、ほんと……なぜ私が、久我さんと観覧車に。
「俺、ウィングスでプレーしてるくせに『ウィングスタウン』って初めて来た。観覧車も、乗るの初めてだし」
笑い混じりのつぶやきに、私は思わず顔を向ける。
「え、今まで観覧車乗ったことなかったんですか? 遊園地の定番なのに」
「ないな。つーか逆に、そんな乗ろうと思うか? 観覧車って」
いや、うーん。私も乗るのは久々ですけど。
でも、ほら。



