「あっ!」

「へっへ~ん」

モグモグとエビフライを食べながら、智史に向かって「あっかんべー」をする。

「……ガキ」

「はぁっ!?同い年のアンタに言われたくないし!」

ギャァギャァと私達が騒いでいるのを、お母さんが横でニコニコしながら見ている。

「……何笑ってんの」

ジロッと、横目でお母さんを睨んだ。

「いいえ?二人とも仲良しだな、と思って」

そう言われて、

「仲良くないしっ!」

「仲良くねーしっ!」

と私と智史の声が被った。

「ほら、仲良しじゃない。息ピッタリ♡これなら安心ね♡」

クスクス、とお母さんが笑った。

安心って、何よ。