さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*


「すごいマイケル!

さすが!」






「…オレらの世代からこれがあったら、絶対オレがキングだったし」






「…えー、それはないな。

無表情なキング候補になんて、誰も投票しないよ」






「確かに、チャドとかにあっさり優勝持ってかれそう」






「あはは」













「…相変わらず、マイケルの笑顔には癒されるね」














ステージの上で先程から可愛い笑顔を振りまきっぱなしのマイケルに、

司会者の男子がシルバーのティアラを手渡す。






「クイーンを選んで、ティアラを渡してあげて下さい」





スピーカーを通してそう響く声に、女子たちの黄色い歓声がかぶさる。






いつの間に、こんなに人気者になってたんだろう。








「今、ですか?」






ティアラを見つめたままでマイケルがそう答えると、



「できれば」



と司会者が返してきた。