「すごいマイケル!
さすが!」
「…オレらの世代からこれがあったら、絶対オレがキングだったし」
「…えー、それはないな。
無表情なキング候補になんて、誰も投票しないよ」
「確かに、チャドとかにあっさり優勝持ってかれそう」
「あはは」
「…相変わらず、マイケルの笑顔には癒されるね」
ステージの上で先程から可愛い笑顔を振りまきっぱなしのマイケルに、
司会者の男子がシルバーのティアラを手渡す。
「クイーンを選んで、ティアラを渡してあげて下さい」
スピーカーを通してそう響く声に、女子たちの黄色い歓声がかぶさる。
いつの間に、こんなに人気者になってたんだろう。
「今、ですか?」
ティアラを見つめたままでマイケルがそう答えると、
「できれば」
と司会者が返してきた。

