さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*


心の中を何でも正直に伝えられるようになってから、

クリスの固い表情がどんどんほどけてきたように感じる。



こんなに優しい顔が出来たんだと感心してしまうくらい、自分だけに向けられたその笑顔に、不覚にも見とれてしまう時がある。










「クリスってさ」






「ん?」






「笑うとかわいいね」






「……」






「あ、ごめん。

怒った?」










「…お前、

時々チャドと同じこと言うよな」










「……」






「…笑いこらえなくていいし」






「あははごめん。

チャドの気持ちにシンクロしちゃって」










確かに、みんなの前でも笑えばいいのにと言っていたチャドの気持ちが、今ではよく分かる。










クリスの笑顔は、本当にいいよ。






隣で見ていて、



すごくドキドキするよ。