さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*




朝のバイトがない日には、毎日クリスと登校するようになった。







少し早めに友達が迎えに来るマイケルを見送ると、それからしばらくしてクリスが家のベルを鳴らす。










「また少し伸びた?」






「髪?」






「背だよ」






「あぁ、そうなのかな。

測ってないから分かんない」










最近のクリスは、本当に大人っぽくなった。



さりげなく車道側を歩いてくれたり、荷物が多い日は持ってくれたり。






異性を感じさせるそんな瞬間に、いちいちときめいている自分がおかしい。



女の子扱いされるとドキドキする。



マイケルやチャドと4人で遊んでいた頃は、こんな日々想像もつかなかったのに。










ほんの少しのきっかけで、どんどんクリスを好きになる。










何を考えてるんだか未だにつかめないところも、



ひねくれて分かりづらい優しさも、



時々見せる柔らかい笑顔も、全部全部――――