さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*


遠い遠い、この空の向こうにチャドがいる。



ずっと先の空の下で、チャドも笑っているのだろう。













とてつもなく遠いと感じた。



この声もこの指も、もう届かないんだと感じた。










“あきらめ”という言葉が浮かんだけれど、



本当は少しだけ、心が軽くなるのが分かった。











すぅ、と息をはいて、大きく吸ってみる。










これからは、呼吸を楽にしていこう。


















ずっと、解き放てなくてごめんなさい。










好きで好きで、本当に好きだったけれど、



ちゃんと気付いていたんだよ。






気持ちに縛られることの辛さと、それを解くことの容易さと、



決めるのは全部、自分次第なんだってことも。









…ちゃんと、気付いていたんだよ。