さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*



緑豊かな都市公園、ハイド・パーク。







ここには昔一度だけ、ロバートとマイケルと訪れたことがある。










あの時も確か、ロバート特製のサンドイッチを芝生の上で食べたっけ。







あったかい、と目を瞑りながら芝生の上に横になるマイケルの幸せそうな日向ぼっこを眺めながら、



お昼を過ぎた頃の、ちょうどぽかぽかした陽気の中で。











今日の太陽はまだ少しだけ東寄りだ。



朝露の残る芝生、

木々の影が重なる部分が多くて、少し肌寒い。



木漏れ日が当たる部分だけ、世界の色が全く違って見える。










「日当たりのいいベンチ探そう」



と言って歩き始めるクリスの後に続くと、白くて柔らかそうなベンチがひなたにぽつんと置いてあった。










「おいしいじゃん」



と言いながらサンドイッチを頬張る白い横顔。



遊歩道をゆっくりと歩く老夫婦、



ジョギングや犬の散歩をする人たち。







気温が高くなるにつれて少しずつ人が増えてくる。