さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*

バスを降りるとそこはもうロンドンだった。



きっちり2時間爆睡していたおかげでまだ思考がぼんやりとしていて、

眩しい日差しに目が開けていられないくらいだ。










高いビルを見上げてぼーっとしている私を尻目に、クリスは小さな地図を広げて、もう勝手に歩き出している。






「ちょっ、どこ行くの?」



と慌てて追い掛けると、






「…お前こないだ、

最初はハイド・パークでサンドイッチ食べようって言ってなかったっけ」



と冷たく言われた。






あぁ、そうだったなぁと思いながらも呆れたように振り返るクリスに付いていくと、15分もしないうちに広大な公園に着いた。