さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*


「寝れない時は電話しろって言ったじゃん」






「それは大丈夫。

クリスだって毎朝早くて疲れてるし、いいよ」






「“大丈夫”って、

昔からそれ、お前の悪い癖だよ。

別にオレには強がんなくてもいいから」






「でも、

夜中に電話かけたらクリスのお父さんにも迷惑かかるし…」






「それはいい。

夜、家オレ一人だから」






「…そうなの?」






「うん。

またあいつ、職変えたんだよ」






「そっか…」










「…一人じゃ無理だと思ったら、すぐ電話すること。

話して落ち着いたら、きっと寝れるから」






「うん」






「分かった?」






「…ありがとう」