さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*



「昨日、寝れた?」






「あ、うん」






心配してくれてたのかと、少しだけ驚いた。








「久し振りに夢も見ないで眠ったよ。

自分でもびっくりするくらい」






「良かったじゃん。

クマも少し薄くなったし」





「クマ?」






「目の下のクマ」






そう言ってクリスが、目の下の皮膚を引っ張ってみせる。