言ってもいいのかなと、少しだけためらったけれどクリスがすぐに続ける。 「オレも多分、同じだと思う。 チャドの夢ばかり毎日見る」 「そっか…」 やっぱり。 やっぱりクリスもそっか。 チャドの存在は私たちにとってあんまり大きすぎたから、あんまり自然に一緒にいすぎたから、 現実についていけない心が、辛い別れを認めたくない心が、 毎夜毎夜、まぶたの裏のスクリーンにチャドの姿を映し出すんだ。