「何なら先生が相談に乗るけれど」 「いえ、大丈夫です」 「恋の悩み?」 「いえ、そんなんじゃないです。 全然」 「そっか。 恋はしなさいね。 もったいないわよ」 「そうですよね」 そうですよね チャドとの恋は、甘かった。 こんな辛い想いではもうきっと、これを恋とは呼べないのだろう。 恋の悩みなら、どんなにいいか。 片想い中だったり、喧嘩中だったり、 近くにいるからこそ出来る、恋の悩み。 「さっきの彼は違うの?」 「え?」 「クリスくんだっけ。 恋のお相手とは違うの?」