「寝てないでしょ?」 保健医はそう言って、ベッドの横に置かれたグラスに水を注いでくれた。 「…よく分かりますね」 「この仕事、長いからね。 女の子に多いのよ」 「そうなんですか…」 「何か悩みがあって眠れないのなら、家族や友達にちゃんと話すこと。 それだけで随分、気持ちって軽くなるものだから」 「はい…」