さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*



「ずっと気になってたんだけどね、

あれってもしかして私のこと?」










「…ひみつ」






「えー、気になるよ」










「よくカンナのことだって、分かったね」






「あはは。

ただの勘なんだけどね」






「ふーん…」






「教えてよ」






「やだ」






「なんで?」






「今更じゃん」






「えー、知りたいよ」










「…“戦線離脱ってことでいいんだよね”って聞いたんだよ」











「…私のこと?」






「…他に何があるんだよ」






「そしたら、チャドは?」










「…“不本意だけど、そういうことになるかな”って、笑ってたよ」






「あはは、そうなんだ」










「“ついでに、マイケルがしっかりするまでよろしく”

ともね」






「あははは、

大泣きだったもんね」










こっそり笑い合うと、マイケルが遠くから不思議そうに私たちを見つめてくる。









「…しっかりしたかな、あいつ」






「してるよ。

そばで見てても驚くくらい」






「そっか」






「うん」










「…もうマイケルは大丈夫そうだから、

そろそろカンナひとすじでいけそうかな」






「ひとすじ?」






「うん」










「これからずっと?」






「うん」










目をそらさずに。






つないだ手を、離さずに。