入り口から蓮の不在は分かったはずなのに、サラちゃんは教室に入ってきて私たちのところに来た。
蓮の居場所でも聞きにきたのかな。
「どっちがミズホ? 」
「私、だけど」
突然の問いにそっと手を挙げる。
「あなたがレンの許嫁なのね」
何なに。美少女の真顔怖い。
「そうだよ、瑞穂が山本くんの許嫁、婚約者、将来結婚を決められた二人」
答えない私に代わって、花音が丁寧に説明する。
「そこまで丁寧に言わなくても」と小声で抗議する。
「だって、許嫁の意味わかんないと思って」
親切心だと花音は主張した。
「けっこん」とサラちゃんが呟いた。
彼女は何かを理解するように俯いてから私の目を見た。
「ミズホはレンのこと好きなの? 」
直球の質問に戸惑う。
今、昼休みだし。サラちゃんは注目の的だし、こんなところで答えられるわけない。
「答えないってことは、好きじゃないのね。じゃあ、私レンと付き合ってもいい? 」
蓮に会いに来たと言っていたし、やっぱり蓮のことが好きなんだ。
「私に聞かれても。蓮が決めることだし」
なんて余裕なことを言ったのは蓮が彼女と付き合うとは思っていないから。
だって、そうでしょ。それ以上に信じたかったのかもしれない。蓮が私以外の誰かと付き合うことはない、と。
蓮の居場所でも聞きにきたのかな。
「どっちがミズホ? 」
「私、だけど」
突然の問いにそっと手を挙げる。
「あなたがレンの許嫁なのね」
何なに。美少女の真顔怖い。
「そうだよ、瑞穂が山本くんの許嫁、婚約者、将来結婚を決められた二人」
答えない私に代わって、花音が丁寧に説明する。
「そこまで丁寧に言わなくても」と小声で抗議する。
「だって、許嫁の意味わかんないと思って」
親切心だと花音は主張した。
「けっこん」とサラちゃんが呟いた。
彼女は何かを理解するように俯いてから私の目を見た。
「ミズホはレンのこと好きなの? 」
直球の質問に戸惑う。
今、昼休みだし。サラちゃんは注目の的だし、こんなところで答えられるわけない。
「答えないってことは、好きじゃないのね。じゃあ、私レンと付き合ってもいい? 」
蓮に会いに来たと言っていたし、やっぱり蓮のことが好きなんだ。
「私に聞かれても。蓮が決めることだし」
なんて余裕なことを言ったのは蓮が彼女と付き合うとは思っていないから。
だって、そうでしょ。それ以上に信じたかったのかもしれない。蓮が私以外の誰かと付き合うことはない、と。


